2008年12月アーカイブ

マレーシアのビーチリゾート 4 ランカウイ島 1

ランカウイ島はマレーシアの北西アンダマン海に浮かぶ大小約100島からなるランカウイ群島最大の島です。

ランカウイ島は面積が380 km2と淡路島ほどの大きさの島で、約65,000人の人が住んでいます。

ランカウイとは、地元の言葉で、「ラン」は鷹、「カウイ」は大理石を意味します。

タイ国境に近いマレー半島の西端に位置するランカウイ島は、今、マレーシアで最も注目を集めているリゾート・アイランドです。

ランカウイ島へは、クアラルンプールやペナンからマレーシア航空などの国内線が飛んでいる他、バンコクやシンガポールからは国際線も飛んでいます。

ランカウイ島へは、以前は関空などからマレーシア航空が週に1便直行便(クアラルンプールへの便の経由便でした)を飛ばしていましたが、今はなくなってしまいました。

ランカウイ島はマハティール前首相の出身地で、1978年に自由貿易地帯に指定されたため、島内で売られている商品には関税などの税金は一切かからなくなりました。

マレーシア政府主導で「第二のペナン島」を目指した観光開発が進み、アジア各国はもとより、今やランカウイ島はヨーロッパからの観光客が多数来る一大リゾート地となっています。

ランカウイ島はマレーシア政府の厳重な環境保全管理のもとでリゾート開発が行われているため、緑あふれるジャングルやマングローブの生い茂る湿地帯が残り、豊かな自然を満喫することが出来ます。

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マレーシアのビーチリゾート 3 ポート・ディクソン

ポート・ディクソンは、マレーシアの首都クアラルンプールから南西へ1時間半のところにある、マレー半島西海岸を代表するビーチリゾートです。

ポート・ディクソンはクアラルンプールとマラッカの中間くらいに位置し、海岸線に沿って舗装された道路に沿ってヤシが並び、その奥にビーチが広がっています。

ポート・ディクソンはクアラルンプールからもっとも手軽に行けるビーチリゾートといえるかもしれません。

ポート・ディクソンはまだまだ外国人には知られていない穴場のビーチリゾートで、訪れるのはほとんどマレーシア人ばかりですが、高級ビーチリゾートも増えてきており、水上シャレーもあるなど、今後注目されそうなリゾートです。

ポート・ディクソンはマレー半島西海岸では少ない白浜のビーチで、ジュースやカットフルーツを売る地元の人がいる以外は、これといったマリンスポーツ施設があるわけでもなく、のんびりとした良いところです。

ポート・ディクソンは平日は訪れる人も少なく、静かなビーチリゾートですが、週末になるとクアラルンプールなど、地元の人たちが訪れ、賑わいを見せます。

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コタキナバルってどんなとこ? 1

コタキナバルはボルネオ島サバ州(サラワク州とあわせて、東マレーシアと呼ばれます)の州都で、人口30万人の東マレーシア最大の都市です。

コタキナバルはかつてはイギリスの植民地時代に東西貿易の拠点として開発され、当時はジェッセルトンと呼ばれていました。

コタキナバルと呼ばれるようになったのは1967年以降、サバ州がマレーシア連邦に正式に参加してからです。

コタキナバルは1970年代から80年代にかけては、主に日本を輸出先とした木材産業の影響もあって、急速に発展しましたが、木材輸出量の減少とともに、静けさを取り戻しつつあります。

コタキナバルが最近注目を浴び始めてきたのは、ボルネオ島の豊かな自然を利用したジャングルトレッキングや、ダイビングなどによるものです。

コタキナバルは、サバ州東海岸のスカウやダナム・バレー、シパダン島など、エコツアーやネイチャーツアーの窓口として、欧米人ばかりではなく、最近は日本人や韓国人も多く訪れるようになりました。

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マレーシアのビーチリゾート 2 シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート

コタキナバル国際空港から車で10分、コタキナバル市内からも車で10分くらいのタンジュン・アル地区にある、コタキナバル周辺で最も古いビーチ・リゾート・ホテルがシャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾートです。

シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾートはステラ・ハーバーよりはコタキナバル市内から少し離れるため、リゾートらしい落ち着いた雰囲気が楽しめます。

シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾートの部屋は同地域にあるステラ・ハーバーよりも広く、ゆったりとしており、全室バルコニーつきで、スイートにはプライベートジャグジーもついています。

シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾートには、ビュッフェスタイル、中華、イタリア料理店の3つのレストランがあり、中華料理店の飲茶は少々高いものの味が良く、地元の人にも好評です。

コタキナバル市内へは有料のバスが定期的に出ており、コタキナバルし市内でのショッピングも楽しめます。

シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾートは南シナ海に面しており、部屋から南シナ海に沈む夕陽が見られるのも魅力です。

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マレーシアのビーチリゾート 1 ステラ・ハーバー・リゾート&スパ

ステラ・ハーバー・リゾート&スパはコタキナバル市内から車で5分ほどのところにあるパン・パシフィック系高級リゾートホテル。

コタキナバル市内とコタキナバル国際空港の中間に位置するステラ・ハーバー・リゾート&スパは他のコタキナバル近郊のリゾートホテルと比べると便利な場所にあります。

ステラ・ハーバー・リゾート&スパはシティホテル風のパシフィック・ウィングと、ビーチ・リゾート・ホテル風のマゼラン・ウィングがあります。

ステラ・ハーバー・リゾート&スパはまだ真新しいため、部屋は綺麗です。


ステラ・ハーバー・リゾート&スパは、マゼラン・ウィング側にあるゆったりとした大きめのプールと、隣接するゴルフコースが自慢。

マリーナの奥に見える南シナ海に浮かぶ島々を眺めながらのランチも素敵です。

ステラ・ハーバー・リゾート&スパのレストランはゆったりと落ち着いたレストランが多いですが、どれも少し高め。

特に、マゼラン・ウィングにあるイタリア料理は目玉が飛び出るほど高いのですが、味も店の雰囲気も良く、プールの夜景を眺めながらの夕食はロマンチックです。

なお、ステラ・ハーバー・リゾート&スパからコタキナバル市内へは有料のバスが定期的に出ています。

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マレーシアへのアクセス 1 コタキナバルへのアクセス

日本からマレーシアへは、直行便利用の場合、首都のクアラルンプール、ペナン島(以上、西マレーシア)と、東マレーシアのコタキナバルへのフライトを利用する方法があります。

まず、東マレーシアのコタキナバルへのアクセスを紹介します。

コタキナバルへは日本からはマレーシア航空の直行便を利用するのが最も便利です。

コタキナバルへは、成田から週に2便、関空から週に2便フライトがあり、どちらからも日本を昼前に出発し、コタキナバルへは5-6時間のフライトで、夕方前には到着します。

コタキナバル行きのマレーシア航空はボーイング777が飛んでおり、ビデオプログラムやゲームなどの機内サービスも充実しているため、快適なフライトが楽しめます。

コタキナバルへの他のルートとしては、香港から港龍(ドラゴン)エアーやキャセイパシフィック航空を乗り継ぐ方法、ソウル経由でアシアナ航空を乗り継ぐ方法、同じマレーシア航空でもクアラルンプール経由で行く方法がありますが、フライト時間や接続のことを考えると、直行便を避ける理由は見当たりません。

コタキナバルへのマレーシア航空便は通常余り満席になることはないようですが、夏休みなどの繁忙期は早めに予約する方が安心です。

コタキナバルから日本へは、成田には直行便が飛んでいますが、関空の場合は帰路はクアラルンプール経由になります。

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マレーシアの空港 2 コタ・キナバル国際空港

コタ・キナバルは日本から直行便で行ける最も近いマレーシアの都市で、ボルネオ島サバ州の州都です。

コタ・キナバルの玄関口のコタ・キナバル国際空港へは、成田と関空から週に2便ずつマレーシア航空がボーイング777を飛ばしています。

コタ・キナバル国際空港は非常に小さな空港で、マレーシア航空のボーイング777は滑走路をめいっぱい使って離着陸します。

コタ・キナバル国際空港に到着すると、2階の出発ロビーに下ろされます。

順路に従って1階へ下り、入国審査を済ませ、手荷物検査場で荷物を受け取って、外に出ます。

コタ・キナバル国際空港は国際線と国内線が分かれていませんし、サバ州内とそれ以外のマレーシア国内へのフライトも全部一緒になっています。

したがって、国際線、サバ州以外の国内線のフライトで到着した際には、忘れずに入国審査を済ますようにしましょう。

マレーシアリンギへの換金は、手荷物を受け取った後、タクシー・バス乗り場に複数の銀行のカウンターがあります。

コタ・キナバル国際空港からコタ・キナバル市街へはタクシーで15分くらいかかりますので、あらかじめ5000円程度は最低両替しておくと便利です。

コタ・キナバル国際空港から主なリゾートホテル(シャングリ・ラ・タンジュン・アル、ステラ・ハーバー、ネクサス・カランブナイ)へは、あらかじめ手配をしておくと空港にピックアップに来てくれるようですが、宿泊するリゾートホテルに確認してみてください。

また、エイチ・アイ・エス(HIS)、STツアー、ジスコなどの旅行会社のツアーを利用された方は、到着ロビーを出てすぐのところで、旅行会社の担当者がボードを持って待っていますので、見逃さないように。

コタ・キナバル国際空港からタクシー(リムジン)利用する方は、到着ロビーを出てすぐ右手に進むと、リムジンのカウンターがありますので、ここで行き先を告げて、チケットをもらい、運転手に手渡してください。

コタ・キナバルで白タクはほとんど見たことがありませんが、引っかからないように。

コタ・キナバル国際空港から出発する場合は、2階の出発ロビーに2時間前を目安に空港に到着するようにしましょう。

コタ・キナバル国際空港では、マレーシア航空はサバ州内のフライトと、それ以外のフライトの受付カウンターが異なります。

空港のロビーに向かって、左手にサバ州内(サンダカン、タワウ、ラハッ・ダトゥ等)のフライト、右手にそれ以外のフライトのカウンターがありますので、ギリギリに到着して慌てないように・・・。

マレーシア航空の成田直行便のフライトを利用する場合、2時間かっきりくらいにようやくゲートを開けてくれます。

出発時刻が遅いため、ゲートも売店も閉めているようで、早く来過ぎると空港の外で待ちぼうけを食います。

コタ・キナバル国際空港は売店もお土産屋もほとんどないので、お土産はコタ・キナバル市内で買っておきましょう。

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マレーシアの自然

マレーシアの自然は、西マレーシア(マレー半島)と東マレーシア(ボルネオ島)でずいぶん異なります。

西マレーシアは丘陵地が多く、全体的に山がちですが、高い山はほとんどありません。

半島マレーシアの最高峰はタマン・ネガラ国立公園にあるグヌン・タハンですが、2,187mです。

高原リゾートとして知られるキャメロン・ハイランドやゲンティン・ハイランドはせいぜい、1,000-1500m程度です。

半島マレーシアでは、都市部近郊は都市開発の影響、郊外では古くはゴム農園、最近ではアブラヤシ農園と、もともと見られた高木の生い茂った熱帯雨林はほとんどなくなってしまいました。

東マレーシアには、キナバル山という東南アジア最高峰の山(4,101m)がそびえたち、西マレーシアと比較すると、まだジャングルの原生林が見られます。

マレーシアを旅行する人の中には、ジャングル独特の生き物を目当てで旅行する人も多く、タマン・ネガラにはトラ、マレーバク、マレーグマなど、ダナム・バレーではウンピョウ、アジアゾウ、オランウータンなどの珍しい生き物が生息しています。

短期間の旅行で、ジャングル特有の珍しい生物に会うことはめったにありませんが、ゲンティン高原やフレーザーズ・ヒルではフクロテナガザルの大きな声を聞いたり、ボルネオ島のスカウではテングザルやブタオザルに遭遇することは珍しくありません。

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マレーシアの空港 1 クアラルンプール国際空港(KLIA)

クアラルンプール国際空港は、マレーシアの首都、クアラルンプールの南方50kmに位置するセランゴール州のセパン(Sepang)に1998年6月30日開港しました。

クアラルンプール国際空港は、「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、本館を大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した、日本の援助でできた空港として有名です。

確かに、クアラルンプール国際空港は、どことなく、日本の成田や関空に似たイメージが漂います。

クアラルンプール国際空港は、現在は4000m滑走路2本で運用されていますが、最終的には4本で運用される計画があります。

クアラルンプール国際空港へ日本から到着するとほとんどの場合はサテライトターミナルのターミナルCに到着します(稀にマレーシア航空の直通便がメインターミナルのターミナルAにつけることがあります)。

クアラルンプール国際空港のメインターミナルへは、ここからエアロトレインという、シャトルに乗り、5分ほどでメインターミナルに到着します。

クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内へ向かうには、空港連絡鉄道の「KLIAエクスプレス」でクアラルンプール・セントラル駅へ向かうのが最も速くて安く、便利です。

KLIAエクスプレスを使うと、クアラルンプール国際空港から、クアラルンプール・セントラル駅までノンストップで28分間で到着します。

二人以上、三人以上でのご旅行の場合は、リムジンを使う方法もあります。

クアラルンプール国際空港の到着ゲートを出てすぐ、右側にリムジンタクシーのカウンターがありますので、そちらでチケットを購入します。

なお、リムジンタクシーには2種類あり、バジェットサービス(片道約65リンギ、往復約98リンギ)とプレミアムサービス(片道約88リンギ、往復約140リンギ)があります。

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マレーシアの国花

マレーシアの国花はブンガ・ラヤ(ハイビスカス)です。

1960年に初代マレーシア首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンにより国是と共に国花として制定されました。

ハイビスカスの5つの花びらは、マレーシアの5つの国是、すなわち神への信仰、国王及び国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、良識ある行動と徳性を表し、赤い色は勇気を表しているんだそうです。

ハイビスカスは一般に中国原産のブッソウゲを指しますが、ハワイ原産の数種の原種を交配してつくりだされた園芸品種群、ハワイアン・ハイビスカスなどもふくまれています。

確かに、ハイビスカスはマレーシアでよく見かける花のひとつですが、赤やピンクの見事な花を咲かせるブーゲンビリアの方が個人的にはマレーシアの花の印象が強いですね。

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