マレーシアってどんな国?一覧

クアラルンプールの交通機関

クアラルンプールの中心街は、公共交通機関の整備が行き届いていて、近年大変便利になってきました。

クアラルンプール市内を南北に走るLRTやモノレールは5-15分間隔で運行され、また運賃も手頃なため、非常に使い勝手が良く、クアラルンプールに住む人の足として重宝されています。

クアラルンプール市内の中心となる駅はクアラルンプール・セントラル駅で、KTM各路線、KLモノレール、KLIAエクスプレス、KLIAトランジットの発着駅となっています。

クアラルンプール・セントラル駅の案内板には、日本語の表記もあります。

鉄道やモノレールと比べ、やや使い勝手が悪いのがバスです。

クアラルンプール市内を網の目のように走るイントラコタと呼ばれるバスですが、クアラルンプール市内の状況に明るくないと、乗るのにちょっと躊躇してしまいます。

イントラコタはAがチョウ・キット、BがLot10、Cはコタ・ラヤ、Dはサルタン・モハメッド通りと、起点となるバス停がアルファベットで表記されています。

クアラルンプール市内でもうひとつ忘れてはいけない交通機関はタクシーです。

赤と白のコントラストが目立つタクシーは市内での足として重宝されていますが、最近タクシー運転手のマナーが悪くなっているのが気がかりです。

クアラルンプール市内のタクシーは本来は初乗り2分もしくは2キロが2リンギですが、あまりに安すぎるということで、最近はメーターを使わないタクシー運転手が増えています。

続きを読む

コタキナバルってどんなとこ? 2

コタキナバルと聞いて、どこか思い浮かぶ人は相当のマレーシア通か、東南アジアの地理に詳しい人ではないでしょうか。

コタキナバルは世界で3番目に大きな島、ボルネオ島の北端に近い町で、日本に一番近いマレーシアの都市といわれています。

kotakinabalu1

日本からはコタキナバルへは成田と関空からマレーシア航空が週2便ずつ定期便を飛ばし、成田からは6時間弱、関空からはなんと5時間ほどで着いてしまいます。

ボルネオ島イコールジャングルのイメージからか、コタキナバルはジャングルの真ん中にあると勘違いしている方が多いようですが、コタキナバルは人口30万人(公称=実際は50万人いるといわれています)のマレーシアサバ州最大の都市です。

コタキナバルは近年、ビーチリゾートとロングステイ先として、日本人観光客や滞在者が増えてきています。

また、キナバル山やクロッカーレンジなど、高原リゾートもあり、コタキナバルは今後ますます注目される観光地になるでしょう。

コタキナバルそのものは、同じマレーシアのクアラルンプールやペナンのような賑わいや華やかさはありませんし、同じマレーシアのビーチリゾートのランカウイ島のような洗練された落ち着きもありません。

コタキナバルの良さは素朴な人々、海にも山にもジャングルにも行けるというアクセスの良さ、ボルネオ島の様々な文化、豊かなシーフードなどではないでしょうか。

コタキナバルへは直行便に乗ると、まだ日が明るいうちに着くことができます。

入国審査を済ませ、リゾートホテルに荷物を置いたら、ぜひ街に繰り出してみてください。

続きを読む

コタキナバルってどんなとこ? 1

コタキナバルはボルネオ島サバ州(サラワク州とあわせて、東マレーシアと呼ばれます)の州都で、人口30万人の東マレーシア最大の都市です。

コタキナバルはかつてはイギリスの植民地時代に東西貿易の拠点として開発され、当時はジェッセルトンと呼ばれていました。

コタキナバルと呼ばれるようになったのは1967年以降、サバ州がマレーシア連邦に正式に参加してからです。

コタキナバルは1970年代から80年代にかけては、主に日本を輸出先とした木材産業の影響もあって、急速に発展しましたが、木材輸出量の減少とともに、静けさを取り戻しつつあります。

コタキナバルが最近注目を浴び始めてきたのは、ボルネオ島の豊かな自然を利用したジャングルトレッキングや、ダイビングなどによるものです。

コタキナバルは、サバ州東海岸のスカウやダナム・バレー、シパダン島など、エコツアーやネイチャーツアーの窓口として、欧米人ばかりではなく、最近は日本人や韓国人も多く訪れるようになりました。

続きを読む

マレーシアの自然

マレーシアの自然は、西マレーシア(マレー半島)と東マレーシア(ボルネオ島)でずいぶん異なります。

西マレーシアは丘陵地が多く、全体的に山がちですが、高い山はほとんどありません。

半島マレーシアの最高峰はタマン・ネガラ国立公園にあるグヌン・タハンですが、2,187mです。

高原リゾートとして知られるキャメロン・ハイランドやゲンティン・ハイランドはせいぜい、1,000-1500m程度です。

半島マレーシアでは、都市部近郊は都市開発の影響、郊外では古くはゴム農園、最近ではアブラヤシ農園と、もともと見られた高木の生い茂った熱帯雨林はほとんどなくなってしまいました。

東マレーシアには、キナバル山という東南アジア最高峰の山(4,101m)がそびえたち、西マレーシアと比較すると、まだジャングルの原生林が見られます。

マレーシアを旅行する人の中には、ジャングル独特の生き物を目当てで旅行する人も多く、タマン・ネガラにはトラ、マレーバク、マレーグマなど、ダナム・バレーではウンピョウ、アジアゾウ、オランウータンなどの珍しい生き物が生息しています。

短期間の旅行で、ジャングル特有の珍しい生物に会うことはめったにありませんが、ゲンティン高原やフレーザーズ・ヒルではフクロテナガザルの大きな声を聞いたり、ボルネオ島のスカウではテングザルやブタオザルに遭遇することは珍しくありません。

続きを読む

マレーシアの国花

マレーシアの国花はブンガ・ラヤ(ハイビスカス)です。

1960年に初代マレーシア首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンにより国是と共に国花として制定されました。

ハイビスカスの5つの花びらは、マレーシアの5つの国是、すなわち神への信仰、国王及び国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、良識ある行動と徳性を表し、赤い色は勇気を表しているんだそうです。

ハイビスカスは一般に中国原産のブッソウゲを指しますが、ハワイ原産の数種の原種を交配してつくりだされた園芸品種群、ハワイアン・ハイビスカスなどもふくまれています。

確かに、ハイビスカスはマレーシアでよく見かける花のひとつですが、赤やピンクの見事な花を咲かせるブーゲンビリアの方が個人的にはマレーシアの花の印象が強いですね。

続きを読む

マレーシアの国鳥

マレーシアの国鳥はサイチョウ(hornbill:ホーンビル)です。

サイチョウはアフリカとアジアに分布する、巨大な嘴を持つサイチョウ科の鳥で、分類学的にはカワセミやキツツキに近い鳥のグループです。

サイチョウ(犀鳥)もhornbillも名前の由来はその嘴から着ており、その名は、嘴上部のかぶと状突起の先端が上をむいて、哺乳類のサイの角に似ていることからつけられました。

マレーシアでは、かつては全土に広く分布していたはずですが、広大な熱帯林を必要とする鳥ですので、今ではマレー半島ではあまり目にする機会はなくなりました。

マレーシア国内で最も手軽に見られるのは、意外にもビーチリゾートとして知られるランカウイ島です。

ランカウイ島では、体長だけで1.2mを超える大型のオオサイチョウや、群れ飛ぶ姿が迫力のあるシワコブサイチョウが島の中央部にあるグヌン・ラヤなどで見られます。

続きを読む

マレーシアってどんな国?

マレーシアは南をシンガポール、インドネシア、北をタイ、フィリピンと接する、東南アジアの中心に位置する国です。

マレーシアはマレー半島とボルネオ島の一部のサバ州、サラワク州から成り立っており、それぞれを西マレーシア、東マレーシアと一般的に呼ぶこともあります。

マレーシアの国土面積はマレー半島部分とボルネオ島部分を合わせ、約33万平方キロメートルで、日本の面積の9割弱の広さの土地に、日本の16%の人口が住んでいます。

マレーシアは国土の約60%が森林で覆われていますが、そのうち熱帯雨林(ジャングル)が占める割合は約20%で、残りはアブラヤシやゴムなどのプランテーションを含めた営林地です。

人口約2500万人のマレーシアは、マレー系・中国系・インド系、さらにイヴァン族やペナン族、ドゥスン族といった、特に東マレーシアに多く住む少数民族で構成される多民族国家です。

マレーシアの魅力のひとつは、なんといってもこの多民族性で、それぞれの民族が持つ宗教、生活習慣の融合は独特な文化を生みだしています。

また、温暖な気候と豊かな自然の恩恵により、マレーシアにはのんびりとおだやかな時間が流れています。

続きを読む

サイトTOPへ